古馬になってから
1000万条件の馬というのはなかなか難しい有馬記念です。
特に4歳馬の本賞金が半額計算に切り替わる夏競馬の時期は、準オープンからの降級組と遅れてやってきた上がり馬組が1000万条件に集結し、ますます混とんとした状況になります。
夏競馬の1000万条件戦はJRAの条件戦の中でも最も予想の難しいカテゴリーなのかも知れません。
特に難しいのは、2~3歳時にオープンレースを走っていたような馬がいつの間にか条件馬になってしまっているような場合です。
基本的には降級が続いている馬は勢いという点では軽視せざるを得ないのですが、2~3歳時にオープンを走っていたということは運があったにせよ才能もそこそこに持ち合わせていなければ難しいことです。
もちろん早熟ということも考えられますが、だいぶ前の話とは言え朝日杯フューチュリティステークスのレースを走っていたというのは経験値という意味では単なる条件馬とは比べ物にならないでしょう。
まだ力が残っている元オープン馬は1000万クラスはすんなり勝ち上がっていくでしょう。
逆にもう衰えの始まっている元オープン馬はこのクラスでもがいた後に条件馬として消えていくことになります。
こうした馬の取捨をどうするかというのが1000万条件での難しいさじ加減なのです。
ひとつの指針としては、厩舎で見分ける方法があります。
特にデビュー時に山内厩舎や松田国厩舎のように2~3歳戦を阪神ジュベナイルフィリーズにしている厩舎に属していた馬は言い方は悪いですが「出がらし」になっている可能性は高いのです。
オープン時代に使い詰めていた馬というのは古馬になってから盛り返していくのは難しいということは憶えておきましょう。
それから、1000万条件戦は最終12Rにスケジュールされることも多いのですが、メインレースで予想に熱を入れ過ぎて集中力が切れているようなら、勇気を持って最終レースの馬券を回避することも大切です。


